[地域スポーツを支える人の輪] 座間 祐一さん【稲毛新聞2026年8月28日号】
千葉
2026/8/27
南房総館山コスモTFC/サッカー指導者
スポーツインストラクター・小学校体育非常勤講師
スポーツインストラクター・小学校体育非常勤講師
子どもの「やってみたい!」を地域で育てる

スポーツの原点は、遊びの中にある
南房総市、館山市を中心に、子どもたちの運動やスポーツに携わる座間祐一さん。南房総館山コスモTFCでサッカーを指導するほか、こども園や保育園、幼稚園への巡回指導、親子運動教室、小学校の体育非常勤講師など、活動の場は幅広い。
高校生の頃から「子どもたちにスポーツを教える仕事がしたい」と考えていたという。長く子どもたちと接する中で感じてきたのは、スポーツの土台は幼児期の遊びの中にあるということだった。
走る、跳ぶ、投げる、転がる、追いかける、逃げる。友達と笑ったり、時にはうまくいかなかったりする。そんな経験が、体の使い方だけでなく、自分で考えること、人と関わることにもつながっていく。「もう一回やりたい!」「もっとやりたい!」子どもたちから自然にそんな言葉が出た時が、指導をしていて一番うれしい瞬間だと語った。
一人の子どもを、みんなで見る
座間さんは活動を続ける中で、子どもたちを取り巻く環境の変化も感じているという。外で思い切り体を動かしたり、年齢の違う子どもたちが一緒に遊んだりする機会は以前より少なくなった。地域スポーツでも、少子化による競技人口の減少や、活動を支える人材の確保が課題になっている。
座間さんが大切にしているのは、「一人の子どもの成長」をみんなで支えるという考え方だ。
園、学校、家庭、行政、地域スポーツがそれぞれ別々に関わるより、互いに連携していく。そのために、子どもへの指導のほか、保育者や教育関係者を対象に、運動遊びや主体性、非認知能力についての研修や講演も行っている。
運動が得意になることだけが目的ではない。スポーツや遊びを通じて、自分で考え、仲間を思いやり、失敗してもまた挑戦する。そんな姿を見ることが、活動を続ける理由にもなっている。
「この地域で育ってよかった」と思えるように
座間さんは、子どもたちが大人になった時に「ここで育ってよかった」と思える地域をつくりたいと話した。運動が得意な子にも苦手な子にも「体を動かすって楽しい」と感じてほしい。その入り口となる幼児期に、たくさん遊び、笑い、失敗できる経験を届けたいという思いだ。
地域スポーツに関わるのに、特別な競技経験は必要ない。一緒に走り、遊び、笑う。そして「どうしたらこの子がやってみたいと思えるだろう」と考える。「スポーツをする子を育てる」のではなく、「スポーツや運動遊びを通して人を育てる」。
この地域で育った子どもたちが、いつか次の世代を支える側に。座間さんはその未来を思い描きながら、今日も子どもたちと向き合っている。
南房総市、館山市を中心に、子どもたちの運動やスポーツに携わる座間祐一さん。南房総館山コスモTFCでサッカーを指導するほか、こども園や保育園、幼稚園への巡回指導、親子運動教室、小学校の体育非常勤講師など、活動の場は幅広い。
高校生の頃から「子どもたちにスポーツを教える仕事がしたい」と考えていたという。長く子どもたちと接する中で感じてきたのは、スポーツの土台は幼児期の遊びの中にあるということだった。
走る、跳ぶ、投げる、転がる、追いかける、逃げる。友達と笑ったり、時にはうまくいかなかったりする。そんな経験が、体の使い方だけでなく、自分で考えること、人と関わることにもつながっていく。「もう一回やりたい!」「もっとやりたい!」子どもたちから自然にそんな言葉が出た時が、指導をしていて一番うれしい瞬間だと語った。
一人の子どもを、みんなで見る
座間さんは活動を続ける中で、子どもたちを取り巻く環境の変化も感じているという。外で思い切り体を動かしたり、年齢の違う子どもたちが一緒に遊んだりする機会は以前より少なくなった。地域スポーツでも、少子化による競技人口の減少や、活動を支える人材の確保が課題になっている。
座間さんが大切にしているのは、「一人の子どもの成長」をみんなで支えるという考え方だ。
園、学校、家庭、行政、地域スポーツがそれぞれ別々に関わるより、互いに連携していく。そのために、子どもへの指導のほか、保育者や教育関係者を対象に、運動遊びや主体性、非認知能力についての研修や講演も行っている。
運動が得意になることだけが目的ではない。スポーツや遊びを通じて、自分で考え、仲間を思いやり、失敗してもまた挑戦する。そんな姿を見ることが、活動を続ける理由にもなっている。
「この地域で育ってよかった」と思えるように
座間さんは、子どもたちが大人になった時に「ここで育ってよかった」と思える地域をつくりたいと話した。運動が得意な子にも苦手な子にも「体を動かすって楽しい」と感じてほしい。その入り口となる幼児期に、たくさん遊び、笑い、失敗できる経験を届けたいという思いだ。
地域スポーツに関わるのに、特別な競技経験は必要ない。一緒に走り、遊び、笑う。そして「どうしたらこの子がやってみたいと思えるだろう」と考える。「スポーツをする子を育てる」のではなく、「スポーツや運動遊びを通して人を育てる」。
この地域で育った子どもたちが、いつか次の世代を支える側に。座間さんはその未来を思い描きながら、今日も子どもたちと向き合っている。






