船橋総合病院そばに「KAMECOCO cafe」  地域の人がひと息つける憩いの場所に

  2025/9/14
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9/14(日)船橋総合病院そばに「KAMECOCO cafe」 

地域の人がひと息つける憩いの場所に

 船橋総合病院から徒歩約5分、住宅街の角に「KAMECOCO Cafe(カメココ カフェ)」(船橋市北本町2-67-6、TEL047-773-4544)が8月5日にオープンし、約1カ月が経った。

 同店を営むのは水口さん夫婦。水口さんはこれまで東京都世田谷区に暮らし、共に会社員として働いてきたが、定年が近づいたことをきっかけに、妻の実家があったこの地へ戻ることを決意。建て替えの際、かつて庭だった場所にカフェを併設した。現在は主に妻が店を切り盛りしているという。

 「世田谷に住んでいた頃、通院する母のもとに通っていたとき、近所のコンビニで高齢の方がコンビニ弁当を買っている姿を見て、この地域に憩いの場があったらいいなと思った。すべてのタイミングが重なった」と水口さんは振り返る。

 店名の由来は、自宅で飼っている亀から。「『亀はここにいるよ』で『KAMECOCO』にしました」と笑顔で話す。

 カフェ開店を決めてから、夫婦でコーヒー店を巡り研究。コーヒー好きの夫は、器具ブランド「KONO」で知られる「珈琲サイフォン」(東京都文京区)のセミナーに参加し、「コーノ式珈琲」の焙煎・抽出技術を一から学んだという。

 看板メニューは、コーノ珈琲の豆「幻想ブレンド」を使った「ブレンド」(600円)。注文ごとに手挽きし、時間をかけて一滴ずつ湯を注いで蒸らすことで、すっきりとして雑味のない味わいに仕上げる。同じ豆を使った「カフェオレ」(800円)や「ミルク・珈琲クラッシュゼリー」(900円)など、さまざまなアレンジメニューも楽しめる。

 フードにはランチプレートを用意し「気まぐれスパイスカレー」「トマトベースの煮込みハンバーグ」「ローストビーフ」(各1,300円)の3種から日替わりで1種を提供する。日替わりスーププレート(900円)もあり、いずれも前日までにインスタグラム(@kamecoco_cafe)でメニューを発信している。

 さらに、「Little Breads To Go」(本町1)の食パンを使ったトーストメニューもラインナップ。特注の4枚切り(約2cm厚)にすることで、食感と満足感のバランスがよくなるという。「マーガリンではなくバターを使ったパンを探していたところ、Little Breads To Goさんに出会い、味も気に入って決めました」と水口さん。土・日曜、祝日には、1日卵液にしっかり浸した「フレンチトースト」(600円)も数量限定で販売する。

 オープンから1カ月が経ち、帰りがけに立ち寄る人、親子、一人でゆったり過ごす人など、下は小学生から上は80代まで、幅広い世代が訪れているという。「思っていた以上に、近くにこういう場所を求めていた人が多かったのだと実感している。とてもうれしい」と水口さんは話す。

 「ひとりひとりが心のゆとりを持てる場所になれたら。これからは私たちだけでなく、お客様と一緒に育てていきたい」と水口さんは今後を語る。席数は7テーブル12席。

 営業時間は11時〜17時、土・日曜、祝日=9時〜17時。不定休。

  • 実家の机や自宅で使っていた棚など、「もともとの家具を生かしながら空間を作っていきたい」と妻の水口さん

  • 注文を受けてから、阿吽の呼吸で準備に取りかかる水口さん夫婦

  • 通常の3倍の豆を使い、フィルターを2層に重ねて微粉を除いた「スペシャルドリップ」(850円)もメニューに用意

  • 「あんバタートースト」(600円)は自家製あんこを使用。「KAMECOCOぜんざい」(800円)も用意する

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