第6回 浜田隆幸さん(はまちゃん)


千葉市海まつり協議会(愛称:チーム海machi)には「かつて目の前に海があった=“海まち”文化を未来へ継承しようと、とってもステキな人たちが参加しています。「海machiのひとびと。」では毎回、メンバーに「スマホにあるお気に入り画像」「地域の好きなところ」をお伺いし、メンバーの熱い想いとみなさんへのメッセージをお伝えしていきます。第6回のインタビューは寒川神社境内で罰当たりバーベキューを開催するなど「地域のやんちゃなお兄ちゃん」的存在、浜田隆幸さんからお話を伺いしました。
今年、寒川二丁目自治会の会長になりました
浜田隆幸(たかゆき)です。名前は西郷隆盛の「隆」に「幸せ」と書きます。建築の仕事をしています。現場でも動くし、仕事の段取りも考えるし、いわゆる“作る側”の人間ですね。
出身は宮崎県の串間(くしま)市。小さい頃は家の前が海みたいな場所で、海が生活の一部でした。千葉に住んでからもずっと“海の近くで暮らしたい”って思っていて、およそ15年前、寒川に家を建てました。気づけば、ここが自分にとっての“地元”になってました。今年の春には、寒川二丁目自治会の会長に就任しました。
“海”は毎日ちがう顔をしている

地域で好きな場所って言われたら、やっぱり海ですね。自分は宮崎・串間市出身で、家の前が海だったんですよ。だからずっと「海の近くに住みたい」と思ってました。寒川に家を建てたのも、理由はシンプルで海が見えるから。海って、表情があるじゃないですか。台風の時の荒れた海も、ベタ凪も、ぜんぶ違う。自宅の3階から眺めています。あと、条件が良いと、富士山が見えるんですよ。
地域活動って、感覚としては「自分の家の前にゴミが落ちてたら拾う」ってあるじゃないですか。それが100m先、200m先…と、ちょっと遠くまで行っちゃっただけ。自分の中では、そんな大げさな話じゃないんですよね。
町会ってどれだけ面倒?…まずはやってみた
かといって、地域活動を始めたきっかけは立派な理由じゃないんですよ。正直に言うと、「町会ってめんどくさい」とみんな言うじゃないですか。だから、どれくらいめんどくさいのかを確かめたくて。好奇心ですね。
やってみたら、確かに大変な部分もある。決まりごとも多いし、人間関係も一枚岩じゃない。でも、中に入ったからこそ知れることがめちゃくちゃ多い。それに加えて“地域の裏側”というか、地域を支えてる人の動きも見えてくるんですよ。
地域活動で自分の居場所を見つけた
転機になったのが、神明町の佐野吉見さんとの出会いでした。「神明町はこんなに人が動いてて、こんなに仕事量があるんだ」と、そこで一気に地域活動の現実を知った感じです。そこから『一回やるって言ったなら、ちゃんとやろう』と思うようになって、少しずつ関わりが深くなっていきました。

佐野さんからの誘いもあって寒川神社の氏子にもなって、地方出身の自分みたいな“よそ者”でも地元ができたというか、佐野さんには「自分の居場所を見つけてもらった」感覚があります。だから、今度は自分も「誰かの居場所を作れる側になりたい」と思うようになりました。
ゆるくつながる、寒川ラボ

今は若い人中心のグループとして「寒川ラボ」というのをやっていて、50人くらいの仲間がいます。自分しか発信してないから代表みたいに見えるけど、感覚としては「やりたい人が集まってる」というだけの、ゆるい集まりです。
「町会には入りづらい。でも、地域のことは嫌いじゃない。何かあれば手伝いたい」そういう若い人って意外と多いんですよね。イベントがあると、ワイワイ集まる。その“ゆるいつながり”が結果的に地域の動きやすさにつながってると感じてます。
50代は橋渡し世代
若い人からよく聞かれるのが「町会のメリットって何ですか?」ってこと。そんなの、最初から用意されてるわけないじゃないですか。だったら、メリットを先に作るしかない。参加しやすい入口を作るっていうか。仕事でも同じで、お客さんに提案するときって、まず「あなたのメリットはこれです」って伝えるじゃないですか。地域も結局、それと一緒だなって思ってます。
町会の集まりに行くと、ほんと老人ホームみたいな時もある。若い人は“いない”んじゃなくて、“いるのに参加してない”。自分は50代なんですけど、この年代って年配の人の言い分もわかるし、若い人のタイパ感覚もわかる。だから、橋渡し世代だと思ってます。
御浜下りは地域を面白くする装置

自分の感覚では、御浜下りは地域を動かす大きなイベントで、地域を面白くする“装置”みたいなものです。正直、神輿を担ぐのが好きかって言われたら、そうでもない(笑)。肩は痛いし、体はしんどいし、いいことばっかりじゃない。でも、イベントとしてはめちゃくちゃ面白い。非日常で、バカになれて、笑えて、ちゃんと熱量が生まれる。
自分の中では御浜下りも、寒川神社の境内で開催している罰当たりバーベキューも、今年夏の初めて寒川小学校で開催する盆踊りも、全部つながっています。どれも、地域を面白くするための“道具”なんですよね。盛り上がれば、子どもたちも楽しそうにするし、「あの有名な寒川だよ」って言える空気にもなる。

イベントで開催する時、大事にしてるのは“参加者の気持ち”です。『楽しかった』『また来たい』『次は手伝ってもいい』って思ってもらえるかどうか。次の参加につながるかが、自分にとっての通信簿。御浜下りも“続くかどうか”が今一番大事だから、続く形・楽しめる形を意識して関わっています。
今はタコのつかみ取りを計画中!

スマホの中にある写真は、東京湾での釣りや打ち上げ花火の写真など。釣りは一人で黙々というより、友達と行ってワイワイするのが好きです。釣れる日も釣れない日もあるけど、その時間込みで面白い。アジとかタチウオとか、季節によって狙いも変わるし、タコも面白い。今は7/19(日)のさんがっ子サマーフェスティバル@寒川小学校校庭に向けてタコを釣って、タコのつかみ取りを企画しています。
実は花火師なんです

花火師もやってます。資格を取ったのはここ2年くらい。花火はきれいなイメージだけど、現場はめちゃくちゃ肉体労働で、花火師の修行に入る条件として「尺筒を持てるか」みたいな、厳しい世界なんですよ。
花火の現場写真は、自分の中では“誇り”に近い。花火って華やかに見えるけど、裏側は体力勝負で、準備も安全管理も全部ふくめて“現場”なんですよね。一発が上がった瞬間に、ようやく報われる。だから、写真を見ると、その時の汗とか段取りまで思い出します。
みなさんへのメッセージ
自分が地域の人にいちばん伝えたいのは、「地元って、持ってるだけで強い」ってことです。寒川って言える場所があるのに、言わないのはちょっともったいない。地域に関わるって、別に“立派なこと”じゃなくていい。ちょっと顔を出すだけで、人が見えてくる。つながりができて、面白さが増える。その積み重ねで、地域は回っていると思ってます。関わってないのに、文句だけ言うのは違う。だから「だったら一回、こっち側に来てみたら?」って言いたいです。
千葉市海まつり協議会を立ち上げた鈴木年樹さんと話していると、ここまで熱い思いで地域のことを考える人、今まであんまり見たことないと思う。ああいう熱量を見ると、自分も協力したくなる。自分一人じゃ厳しいことも、この人となら“できる”と思って、今は活動しています。
自分はどっちかというと壊す役(スクラップ)で、賢い人が作る役(ビルド)。その役割分担があるから前に進めるんですよね。それに自分、犬も歩けば棒にあたりまくって骨折ぐらいしたいんですよ(笑)。
とにかくやりたいことは「面白いこと」。人がワクワクして、ちょっと勇気が出て、気づいたら隣の人と笑ってる。そんな場が増えたら、寒川はもっと良くなると思っています。
このインタビューは公式Instagramでも配信中! フォロー&応援をお願いいたします。
千葉市海まつり協議会 公式Instagram
今年の御浜下りについて
2026年7月20日(月・祝) ~ みんなでつなぐ御浜下り ~






