船橋市が8月「千葉豪雨」の被害を公表 飯山満川、二俣川など8つの河川で溢水が発生

船橋   2026/9/20

船橋市が8月「千葉豪雨」の被害を公表 

飯山満川、二俣川など8つの河川で溢水が発生

 船橋市内各地が冠水した「令和8年8月千葉豪雨」から約1カ月。船橋市は9月11日、8月13日に発生した記録的豪雨による市内の被害状況を公表した。9月17日に情報が更新され、9月18日現在、住宅被害は床上浸水80件、床下浸水59件に上り、道路上では30台の車両が被災したと公表。

 市によると、8月13日0時から翌14日6時50分までの累積雨量は210ミリ。最大時間雨量は13日19時の61ミリだった。海老川は同日18時、氾濫危険水位2.6メートルを上回る2.63メートルを記録。飯山満川では堤防天端高7.63mに対し、同日15時の時点で6.1メートルまで水位が上昇し、その後、川からは水が溢れた。

 市は同日18時に避難所を開設し、19時30分に災害対策本部を設置し、対応に当たった。市内では28施設が避難所として開設され、避難者は最大89人、帰宅困難者は232人に上り、計321人が利用した。

 市管理の河川では飯山満川、二俣川、北谷津川、南海神川、大穴川、二和川、本海川、念田川の8つの河川で溢水が発生したという発表があった。

 ネギ、水稲、小松菜など農作物約1.1ヘクタールにも被害が確認された。

 「MyFuna編集部」による「ふなばし再発見!!マガジン MyFuna10月号」の特集「千葉豪雨から学ぶ、日頃の備え」に向けた取材では、読者から寄せられた声に「JR船橋駅のシャポー口から外へ出るアンダーパスが冠水。駅から家まで、くるぶし付近まで水につかりながら歩いた」という市民の声や、馬込沢方面を通る住民からは「自分の膝まで冠水していて、至る所のマンホールから水柱上がっていた。車が水の中を進むと同時に波が起こり、その波に流されないように必死に歩いた。繰り返し押し寄せる波が怖くて、海のような中を倒れないよう前に進むのに必死すぎて、映像は残せなかった」という声もあった。

 豪雨翌日は道路の復旧作業も進められた。県や市からの要請を受けた建設事業者が、側溝や集水ますに詰まった土砂やごみを撤去。誌面用の取材では、「排水口の詰まりを日頃から確認し、異常があれば市役所や土木事務所へ連絡することが、豪雨時の冠水リスク軽減につながる」との声も聞かれた。

 市の発表による被害件数は現在も精査中で、今後変動する可能性がある。そのほか、市の施設では雨漏りが32件、浸水被害が7件発生したとも報告している。 

関連サイト:
https://www.city.funabashi.lg.jp/emergency/news/attention1/p149506.html

  • 8月13日の飯山満川の様子(読者提供画像)

  • 8月14日、高瀬町の道路での作業前の様子(「阿部道路」提供)

  • 同日、上の場所で泥や雑草を取り除き、集水ますから水が流れるようにした後の様子(「阿部道路」提供)

  • 船橋北部でも道路の冠水があり、雑草や泥の排除作業が行われた(「土佐工業」提供)

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