船橋大神宮で土俵作りと奉納相撲 阿武松部屋現役力士の取り組みに大歓声
船橋大神宮で土俵作りと奉納相撲
阿武松部屋現役力士の取り組みに大歓声
船橋大神宮(船橋市宮本5-2-1)で10月3日、コロナ禍で中断していた伝統行事「奉納相撲」を復活するため、阿武松部屋(習志野市)の力士や地域の子どもたちが土俵作りを行い、10月4日には阿武松部屋の力士による「奉納相撲」3番の取組が行われた。
徳川家康ゆかりの「奉納相撲」は、コロナ以前は毎年10月20日の例大祭に行われ、大人相撲と子どもらの相撲大会が開催されていた。
コロナ禍で2020年から中止になっていたが、船橋大神宮総代会長の内海進三郎さんが2024年、「この伝統を何とかしなければ」と船橋大神宮楽部の小倉勇さんに相談。小倉さんと宮本小学校の同級生である阿武松部屋の不知火(しらぬい)親方に協力を依頼したところ快諾を得て、復活への取り組みが本格化した。
3日は、小倉さんが約1年かけて用意した約4トンの土を使い、阿武松部屋の力士と子どもたち、湊町の各町会の有志らが土俵作りに取り組んだ。盛った土を上からたたいて固める「大タコ」と呼ばれる道具を使って土を締め固めた。土俵の輪で使う俵は、8月末に湊町小学校の児童らがワラを束ね、中に土を詰めて作ったもの。子どもたちは「大タコが重くて土を平らにするのが大変だけど楽しい」と話し、力士に教えてもらいながら熱心に土俵づくりをする姿が見られた。
土俵が完成した後、新しく作った土俵を清めて神様を迎え、場所中の安全祈願や興行の成功、国家安泰、五穀豊穣などを祈願する神事の土俵祭も行われた。
4日は、阿武松部屋の力士による「奉納相撲」3番の取組が行われ、多くの市民らが見学。船橋市出身の力士・大志松も出場し、勝利すると、会場から大きな拍手が送られた。取組後は、雅楽の演奏も披露された。
阿武松部屋の阿武松親方は「今回、このような機会があって本当にありがたい。相撲を身近に感じてもらって、興味を持つきっかけになれば」と話した。不知火親方は出張のため出席できなかったが、不知火親方の母親は「小学校と中学校の時は、大神宮での相撲大会に出ていた。またこういう機会があってうれしい」と笑顔で話した。
内海さんは「2年前から準備してきた。湊町の町会の皆さんにも手伝ってもらいながらこの日を迎えられた。今後も奉納相撲を続けていきたい」と意気込みを話した。










