新京成電鉄最後のスタンプラリー台紙が初日で完売、ファンも新京成も「想定を上回る反響」

  2025/2/11
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2/11(火)新京成電鉄最後のスタンプラリー台紙が初日で完売

ファンも新京成も「想定を上回る反響」

 今年4月に親会社である京成電鉄に吸収合併される新京成電鉄(本社:鎌ケ谷市くぬぎ山)は2月7日、同社が企画する最後のスタンプラリーとして「新京成24stationスタンプラリー」のスタンプ台紙付き記念冊子とアクリルキーホルダーのキットを販売したところ、即日完売。購入できなかった新京成ファンがSNS上で「売り切れてて泣いちゃった」「増刷をお願いします!」と再販を懇願する声が飛び交っている。

 新京成電鉄では1月29日、同企画を2月7日からスタートすることを発表。「最後のスタンプラリー企画のため、『新京成の思い出』をテーマに、これまで当社が開催したイベントや車両をスタンプにしました。普段ご利用いただく駅だけでなく、今まで降りたことのない駅にも足を運んで沿線の魅力を再発見していただくことを目的としています」と企画主旨を説明した。

 「スタンプラリーに参加するには、駅構内にあるセブンーイレブン新京成ST各店でキットの購入が必要」とも呼びかけた。キットとは、スタンプ台紙付き記念冊子とアクリルキーホルダーがセットになったもので、販売価格は1,000円。2000セット限定での販売とした。

 新京成車両の昔のデザインが片面に、最近の車両デザインが反対側の面に描かれたキーホルダーには「78年ありがとう!」の文字もプリントされている。

 さらに、期間中に各駅で降り、改札外にあるチェックポイントを巡りスタンプを全て集めると、ゴール店舗(セブンーイレブン新京成ST新鎌ヶ谷店または新津田沼店)で、もれなくアクリルスタンドがプレゼントされる。アクリルスタンドにキットのキーホルダーを組み合わせることで立体ジオラマにもなるという。

 購入は「1人3セットまで」と購入制限も設けたが、セブンーイレブン各店が朝6時にオープンすると同時に購入したファンもいたほど反響があり、販売初日の夕方ごろには新京成電鉄の公式Xで「完売しました」と発表があった。

 キットを購入しに来たファンは完売と知り、SNS上で「早すぎない?」「初日で消えてしまうのは予想外」「泣いちゃう」「悲しい」「諦めるしかないのか…」「再販をお願いします!」といった声が飛び交っている。

 そうした声を受け、新京成電鉄は2月10日、公式ホームページで新たな情報を発表した。「『新京成24stationスタンプラリー』について、当社の想定を上回る反響をいただき、ご購入いただけなかった皆さまに残念な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪があり、さらに、「本件について、頂いたご要望全てにお応えすることは難しいところではございますが、現在対応を検討している状況です。決まり次第、公式サイトや公式Xで告知させていただきますので、お待ちいただければと存じます」と発表があった。

 同スタンプラリーの冊子、ポスター、各スタンプ絵柄、景品にいたるデザイン全般を手掛けた「みやうちデザイン」の宮内知佳(ちか)さんは「沿線生まれ、沿線育ち、沿線住まい人として、スタンプもひとつひとつ心を込めて作成しました」と同電鉄への思いを話す。

 なお、同企画に合わせて「新京成24station 1日乗車券」をデジタルチケットで大人と小児合計1000枚限定で販売したが、同乗車券も完売となっている。

 Xなどでは「台紙が買えなくても全駅制覇する」といった投稿や「ノートを持参して、台紙がなくてもスタンプを集めたい」と新京成ファンが「新京成」を最後まで楽しもうと沿線を訪れている様子が多数投稿されている。

 スタンプラリー開催期間は2月7日~3月23日まで。

関連サイト:
https://www.shinkeisei.co.jp/

  • 松戸~京成津田沼の24駅全てを巡って、各駅のスタンプを集める同企画

  • 新鎌ヶ谷駅のデジタルサイネージでも同企画を掲出

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