船橋の建設会社「土佐工業」が「けんせつ姫」第5号発行、建設業に関わる女性や学生を紹介

  2025/2/15
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2/15(土)船橋の建設会社「土佐工業」が「けんせつ姫」第5号発行

建設業に関わる女性や学生を紹介

 市内にある建設会社「土佐工業」(船橋市三咲4-11-6)の代表・柴田久恵さんが2月12日、建設業で働く女性を紹介するフリーペーパー「けんせつ姫」の第5号が発行されたことを松戸徹市長に報告するため、船橋市役所を訪れた。

 同誌は、柴田さんが建築・土木・管工事業に携わる女性たちの輝く姿を通して建設業の魅力を広め、業界全体の発展を目指すため、2018(平成 30)年2月3日に創刊。第4号までで延べ16万部を発行した。1年1カ月ぶりに発行した第5号は1万5000部を発行し、全国の建設系学科のある高校や専門学校、大学などのほか、市内の図書館などにも配付するという。

 誌面の中では、建設現場の女性技術者・技能者だけでなく、建設系学科のある工業高校・専門学校などの女子生徒を紹介。子育てと仕事の両立の話や業界に入ったきっかけを紹介するページや、高校生らの紹介からは将来の夢や不安など、実際の声が紹介されている。

 今回の第5号は、建設会社など6社と、高校は過去最多となる5校を紹介している。「学校の取材は試験期間もあったり調整が大変だったが、先生方が協力してくれた。学校側も高校受験をする生徒のために参考にしてほしいという思いがあった」と柴田さん。

 松戸徹市長は「創刊した時のことを覚えているが、今も続けていることがすごいことだと思う。この冊子で実際に働いている人を知ることで、いろいろな人にとっての職業の可能性を広げるツールになる」と話した。

 「現場を身近に感じてもらい、興味を持ってもらえればうれしい。企業の方にも読んでもらって、女性の悩みやどういう思いがあるかを知ってもらえれば。また、同じ業界で働いている女性には、同じ悩みがあるんだとか、少しでも心の支えになれば」と柴田さん。

 今後について「本業の傍らやっているので大変。でも4号を作り始めた時には5号の話になり、今回も次号では紹介してほしいという声や、もっとこうしようとか思ったり、まだまだ続きますね」と笑顔で話し、「男性女性に関係なく互いを尊重し、長所を生かして建設業界の担い手不足を支え、業界全体の発展に貢献していきたい」とも続けた。

 冊子はA4版32ページ、フルカラー。

  • 「けんせつ姫」の最新号を市長に手渡す柴田さん

  • 事務職から現場代理人になったという土佐工業の社員も同席

  • 「1号の頃から比べると女性が増えた感覚はある」と柴田さん

  • 今回は秋田県や鹿児島県で働く女性も紹介

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