
中山法華経寺周辺で「おひなまつり」開催、地域一体で盛り上げるひな祭り
2/18(火)中山法華経寺周辺で「おひなまつり」開催
地域一体で盛り上げるひな祭り
船橋市と市川市にまたがる「中山」と呼ばれる地域で2月15日、「中山のおひなまつり」が始まった。期間中は中山法華経寺(市川市中山2-10-1)を中心に、下総中山駅(船橋市本中山2-17)から中山法華経寺までの商店街や公共施設がひな祭りを盛り上げる。
中山まちづくり協議会が主催する今年で15回目を迎える同イベント。法華経寺周辺の中山商店会・中山参道商店会・若栄会の3つの商店会や、下総中山駅南側の本中山飲食業組合の店舗などにひな人形が飾られる。近隣の幼稚園や小学校の子どもたちが制作した絵画やつるしびなも各所に展示されている。今年は若宮公民館(市川市若宮2-15-8)が初の展示を行い、こどもクイズラリーの設問箇所にもなったことで、多くの親子連れが訪れている。
初日の15日には、法華経寺本院でオープニングが開かれ、多くのひな飾りの前で中山小学校吹奏楽部の演奏や櫻川流かっぽれが披露された。市川市田中甲市長やチーバくんが特別参加し、500人以上の観客でにぎわった。
法華経寺本院の10以上の七段飾りのほかにも、安房神社の人間国宝・原米洲(べいしゅう)の作品、奥之院の豪華な「御殿雛」など見どころ満載で、清華園では昨年寄贈を受けた明治期のひな飾りが新たに展示されている。
期間中はひな人形の展示以外に、中山町会会館でのミニコンサートが期間中開催されるほか、2月24日にはJR下総中山駅10時集合で開催する「おひな様ツアー」(参加無料)や、こどもクイズラリー、おひなまつりシールラリーが行われる。毎年人気の「ひな祭り室礼(しつらい)」と題する歴史を学ぶ講話は2月23日13時から陽雲寺で開かれる。
紙細工などでひな人形を作るワークショップも各種開催し、2月25日・26日、3月3日=つるし雛、2月23日=紙細工ミニおひな様、3月2日=ネコガスキー、2月19日、3月1日・2日=折り紙を実施。23日には「着物でひなめぐり」や22・23日には法華経寺本院で「四中茶道部によるお呈茶」も。
3月2日は法華経寺本院で11時から四中吹奏楽部による演奏、「櫻川流かっぽれ」の演舞、14時から神田松麻呂さんの講談が披露される。
2月23日までの期間、帝京大学小笠原ゼミによる「中山フォトコンテスト」が実施され、優秀作品には賞品が授与される。さらに、各商店会の参加店舗では特別一品セールとして、お得なサービスを受けられるという。
中山まちづくり協議会の杉山巳佐喜(みさき)さんは「中山法華経寺をはじめ、たくさんの店舗や公共施設にひな人形が飾られ、幼稚園、小学校、中学校の皆さんが一生懸命盛り上げてくださっている。広い地域のさまざまな皆さんが参加するイベントになったことは感慨深い。これからも伝え・つなげる努力をしたい」と話した。
3月3日まで。