
船橋アリーナで卓球Tリーグ初開催、地元小学生の演奏や新たな演出も
2/25(火)船橋アリーナで卓球Tリーグ初開催
地元小学生の演奏や新たな演出も
卓球Tリーグの「船橋シリーズ」が2月22日~24日、船橋アリーナ(船橋市習志野台7-5-1)で開催され、市内外から多くの来場者で盛り上がりを見せた。
同大会は、木下テーブルテニスクラブが運営する「木下アビエル神奈川(女子)」と「木下マイスター東京(男子)」のホーム戦としての開催となり、船橋市での開催は今回が初となる。
同クラブ広報担当の前谷茉里さんは「知り合いの紹介で船橋開催をすることになった。市もいろいろと協力してくれて感謝している」と話した。
卓球Tリーグは、日本のトップレベルの卓球選手が集まる卓球リーグで、2018年にスタート。日本卓球協会の公認のもと運営され、男女それぞれのチームがリーグ戦を戦い、年間王者を決めるプロリーグとなる。男子6チーム、女子6チームのリーグ戦で、今シーズンは2024年8月から2025年3月まで。
3日間開催された「船橋シリーズ」では、1日2試合、計6試合開催され、船橋市民向けに各試合につき1階自由席1,000人、2階自由席1,000人が招待された。「募集開始2日目で1階席がなくなった試合もあり、皆さんに関心を持っていただけたかなと思う」と前谷さん。
各日、オリンピックメダリストの水谷隼さんのサーブ体験や習志野台第一小学校吹奏楽部、坪井小学校音楽部の演奏、船橋生まれのバンド「THE NUGGETS(ザ・ナゲッツ)」のライブなども行われ、会場を一層盛り上げた。
また、今回はTリーグの発展やTリーグの魅力を高めることを目的として、試合中に音楽を流し続けるパターンと、サーブ動作~プレー中は音楽を止め、プレーとプレーの間はリズムのビートを流すパターンを試合ごとに設定し、音楽のあり方についての実証実験の場ともなった。
2日目の23日の木下アビエル神奈川対トップおとめピンポンズ名古屋戦の来場者数は1,815人。坪井小音楽部の演奏で選手が入場し、4マッチ(3シングルス、1ダブルス)行われ、4対0で木下アビエル神奈川が勝利した。
試合終了後、木原美悠選手は「昨日は負けてしまったので、今日は勝ちたいと思って戦った」と話し、長﨑美柚選手は「何としても1点取るという強い気持ちで臨んだ。観客の皆さんのあたたかい声援にも感謝している」と話した。試合には出場せずベンチでの参戦となった平野美宇選手は「初めての取り組みだという音楽の演出を楽しみにしてきた」と話し、「皆さんの声援とチームみんなのおかげで勝つことができた」と感謝の言葉を話した。
佐倉市から来たという卓球部の中学生と高校生の5人組は「都内に見に行ったりしていたので、船橋開催は県内なので近くてうれしい。音楽は控えめの方がいいかな」と話し、船橋市の招待券で来たという夫婦は「初めて見るプロの卓球は迫力もあって楽しかった。照明や音楽も盛り上がっていいですね」と感想を話した。