千葉経済大学附属高校ソフトボール部が全国制覇!【稲毛新聞2025年5月号】
高校女子のソフトボール全国大会は「春の選抜大会」と夏の「インターハイ(全国高校総体)」がある。全国持ち回りで開催されるこの大会、今年は長崎県で行われた。
近年の千葉経大附高校は全国の舞台でも輝かしい実績を誇り、21年に夏のインターハイで全国制覇、22年は春の選抜で8強、夏のインターハイでは4強、23年も春ベスト16、夏8強と全国大会の常連、強豪校になっていたが、昨年の春は選抜大会への出場を逃していた。リベンジを期した夏もインターハイに駒を進めたが3回戦で敗退していた。しかしこの春はエース太田真緒(2年)を始め下級生の時から経験を積んだ選手が文字通りの活躍を見せ、大会6試合でわずか3失点と言う堅い守りで2度目の全国制覇を果たした。
地元稲毛区から快挙達成!

先月21日から長崎県大村市で行われた第43回全国高等学校ソフトボール女子選抜大会で千葉県代表、地元稲毛区の千葉経済大学附属高校が全国の強豪校を次々に打ち破り優勝、9年振り2度目の栄冠に輝いた。そんな同校ソフトボール部の白井桃佳監督(28)に話を聞いた。
稲毛新聞(以下・稲)全国優勝おめでとうございます。
白井監督(以下・白)ありがとうございます。でもなかなか実感がわかなくて、決勝戦がタイブレークの延長12回だったので正直疲れたって感じでした(苦笑)
稲・優勝の要因は?
白・投手を中心に守りがしっかりしていました。それに日本一に向かうエネルギーがチーム全体に浸透していました。会場が昨年夏のインターハイと同じ長崎県の球場だったことも経験しているという意味では良かったです。
稲・今年のチームの特徴は?
白・やはり投手力です。2年生の太田がエースとしての役割を果たしてくれました。
稲・昨年は悔しい思いもあったと思いますがどのような成長を感じましたか?
白・去年は下級生中心の若いチームだったのですが、夏のインターハイに出場できたことで全国の経験を積めたことが大きかったですね。それに選手それぞれが自身の課題に向き合い努力を重ねた結果だと思います。
稲・白井監督はまだ28歳とお若いのですが、選手との距離感などどのように考えてますか?
白・近すぎず離れすぎずという所は意識しています。場合によってはあえて距離をとることもあります。でも基本的には選手と一緒に戦う、考えるというスタンスで取組んでいます。
稲・夏のインターハイは追われる立場になりますが。
白・目標とされるということはあるかもしれませんが、圧倒的な力、底力があるわけではないので、春は春で終わったこと、夏はまた一からのスタートだと思っています。
稲・春夏連覇へ向けて一言お願いします。
白・チームでは共創(きょうそう)、そして競争して力をつけていこうと言い続けています。春夏連覇が狙える唯一の学校なので挑戦したいです。
ただまずは予選をしっかり戦うことです。
稲・今日はありがとうございました。期待しています。