
「船橋障がい者スポーツ協会」から「一般社団法人船橋市ユニバーサルスポーツ協会」に、より社会的に価値のある団体に
5/21(水)「船橋障がい者スポーツ協会」から「一般社団法人船橋市ユニバーサルスポーツ協会」に
社会的により価値のある団体に
2011年に設立した「船橋障がい者スポーツ協会」は昨年5月「船橋市ユニバーサルスポーツ協会」に名称変更をし、さらに12月には「一般社団法人船橋市ユニバーサルスポーツ協会」(船橋市薬円台1)を設立。5月11日、1回目となる社員総会が行われた。
同団体を立ち上げたのは、1976(昭和51)年から船橋に住む髙橋久吉(きゅうきち)さん。スポーツ関連の仕事をしていた高橋さんは2000(平成元)年に早期リタイヤを決断。障がい者のスポーツ・レクリエーションの指導員の資格を取得したり、資格を持っている人たちを集めて障がい者の人たちのサークルを立ち上げた。
「近所に車椅子のご夫婦がいらして。その方たちにもスポーツを楽しんでもらいたいと思ったことがサークルを立ち上げたきっかけでもあります。その活動の中で、スポーツに特化した交流の場を作りたいと思って協会を設立した」と高橋さんは話す。
「『パラスポーツ』と聞くと障がい者がやるスポーツというイメージを持つ人が多い。けど、私が目指しているのは、障がいがある人も健常者も、みんなで一緒にスポーツを楽しもうよ、ということ。だからパラスポーツではなくて、ユニバーサルスポーツ協会という名前に昨年変更した」と高橋さんは振り返る。
高橋さんは「一般社団法人を設立することで、より企業などから助成を受けやすくなったりもする。企業さんから協賛などをいただいたりしていくことで、より社会的に価値ある団体になれれば」とも続ける。「夢は車椅子の寄付をいただき、車椅子バスケのチームを作り、千葉ジェッツと車いすバスケで対戦すること」と高橋さん。
今年の事業計画には「車いすバスケットボール教室」を開始することも計画の中にある。同法人は、ウオーキングフットボールやモルック教室も開催するなど、さまざまなユニバーサルスポーツを今後も普及していく方針だ。