銚子の里山で味噌づくり体験 「兄弟谷津」を未来へつなぐ活動

  2026/3/15
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 銚子市春日町「兄弟谷津」で3月14日、自然再生活動を行う「ちょうしのたからプロジェクト」(代表・佐久間雅也さん)による体験イベント「兄弟谷津で味噌作り」が開かれ、子どもを含む約20人が参加した。

里山「兄弟谷津」を守る活動

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 会場となった兄弟谷津は、かつて一面に田園風景が広がっていた谷あいの湿地帯。近年は耕作する人が減り荒れた土地も増えたが、湧き水が流れ込む自然環境は今も多くの生き物を育んでいる。参加者は屋外で大豆を使った味噌づくりに取り組みながら、里山の自然や食の大切さを学んだ。

 同プロジェクトは2021年、新型コロナ禍の中で発足。代表の佐久間さんは埼玉県熊谷市出身で、大学卒業後に銚子市の醤油会社に就職した。東日本大震災をきっかけに「残りの人生をどう生きるか」を考えるようになり、米づくりや自然と向き合う暮らしを模索。2021年にこの兄弟谷津と出会い、「この場所を守りたい」と活動を始めた。

 佐久間さんは「ここは地下水が染み出してできた谷で、常に水が流れる。自然の力で成り立つ素晴らしい場所」と話す。一方で、最後の農家が2020年ごろに耕作をやめたことで、放置すれば荒れ地になってしまう現実もあるという。

 活動では草刈りや道の整備、田んぼの復元作業などの環境再生活動のほか、田植えや稲刈りなどの農業体験を実施。子どもから大人までが自然の中で作業しながら、食や暮らしを学べる場づくりを目指している。

「米と大豆から始まる自給の暮らし」

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 今回の味噌づくりも、そうした考えから企画された。佐久間さんは「究極的には、お米と大豆があれば人は生きていける。ここで米も大豆も作り、味噌や醤油まで自分たちで作れるようになれば理想」と語る。

 今年からは新たに「田んぼ塾」を始める予定。参加者が作業ごとに集まり、田植えや草取りなどを体験しながら米づくりを学ぶ仕組みで、収穫した米の一部を持ち帰ることもできる。

「銚子の宝」を未来へ

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 現在、同プロジェクトの会員は約40人。佐久間さんは「この場所は銚子の宝。未来の子どもたちに残したい風景です。多くの人に関わってもらい、みんなで守っていけたら」と参加を呼びかけている。

 兄弟谷津では、自然環境の保全や農業体験を通じて地域の資源を未来につなぐ取り組みが続けられている。
私たちと一緒に活動しませんか? 会員募集要項

 ちょうしのたからプロジェクトの活動趣旨に賛同して頂ける場合は、会員として一緒に活動ができます。
活動場所である、銚子市の【兄弟谷津】は放っておくと荒れ果て、人が足を踏み入れられない状態になってしまいます。

 この環境を活かし楽しみながら、未来に引き継ぐべく整備することを目指しています。そのためには多くの人手、費用も掛かります。

1.一般会員

・趣旨に賛同し、現場の活動に参加する個人

・年会費:

  一般会員▶︎大人1人につき2,000円

  高校生会員(個人)▶︎1年目は親が一般会員として参加2,000円

  高校生会員(団体)▶︎先生が1名以上一般会員として一緒に参加500円

2.賛助会員

・趣旨に賛同し、活動を応援する企業や団体

・現場作業には参加できないが、趣旨に賛同し活動を応援したい個人

・年会費:

  団体会員10,000円〜

  個人会員3,000円〜

  ※上限設定無し、お気持ちで


ホームページ:https://choshinotakaraproject.amebaownd.com/
銚子経済新聞編集部準備室
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