銚子の老舗豆菓子店「森田屋」リニューアルオープン 地域の味を未来へ

  2026/4/19
シェア ポスト 送る

 銚子市の豆菓子専門店「森田屋」(銚子市和田町1503)が4月6日、リニューアルオープンした。
 
 オープン当日は、開店直後から来店客が途切れることなく訪れ、店内はにぎわいを見せた。「リニューアルを心待ちにしていた」と話す来店客の姿も見られた。

 同店はもともと卸売業として営業していたが、昭和33年に「森田屋」として小売店をスタートした。以来地元に根ざした豆菓子専門店として、豆の選別から味付けまで一貫してこだわり続けてきた。

 近年、豆菓子業界は大きく縮小している。全国の豆菓子組合に加盟する事業者は、約350社から現在は30社ほどにまで減少。後継者不足や需要の変化の影響で、廃業が相次いでいるという。

 森田屋商事合同会社代表・本島勝宏さんは「一度はやめようと考えた時期もあった」と振り返る。しかし、地元住民への供給や卸先との関係を考え、「地域の食のインフラとして続ける責任がある」と継承を決意した。

 店では、北海道や東北産の小豆と大豆を使った定番商品甘納豆などに加え、空豆を使ったカマンベール味やブラックペッパー味などのフレーバー商品、季節限定の豆菓子シリーズを展開。中でもサツマイモの甘納豆は、看板商品として人気を集めている。
18202604190036580.jpg
店頭に並ぶ多種多様な豆菓子
 原料にも強いこだわりを持ち、落花生は千葉県八街産の高級品種「千葉半立(ちばはんだち)」を使用。大豆はその年ごとに最適な品種を選定するなど、品質を重視した商品づくりを続けている。

 近年はイベント出店や出張販売などにも積極的に取り組み、活動の幅を広げている。新たな商品開発も進行中で、市内事業者と連携した商品企画も動き始めているという。

 「人とのつながりの中で生まれるものを大事にしたい。これからも地域に必要とされる店でありたい」と話す。


森田屋 Instagram
https://www.instagram.com/moritaya_choshi/?igsh=MTNmaTAyeDltMnQ5YQ%3D%3D
18202604190037550.jpg
リニューアルした店舗と森田屋代表・本島勝宏さん
銚子経済新聞編集部準備室
銚子経済新聞編集部準備室
銚子経済新聞を準備するための編集部が取材してきた銚子市を中心としたローカルニュースを配信していきます。
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る