船橋市総合教育センター プラネタリウム館(船橋市東町834)で3月7日、国立科学博物館(東京都台東区)名誉研究員・米田成一さんによる「天文講演会 習志野隕石と地球外物質研究」が開催され、約70人の参加者が耳を傾けた。
同講演会は、2020年7月2日未明、関東地方の上空を流れた火球に伴って落下した「習志野隕石」の発見から5年を迎えたことで企画された。
講演会では、隕石の起源や種類、 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワのサンプルと隕石の関係についての説明や、隕石から分かる太陽系の成り立ちなどについての解説があり、さらに習志野隕石についても解説があった。
習志野隕石は、最初の破片が習志野市内のマンション敷地で発見され、それが「習志野隕石1号」となる。7月22日に同じ隕石の破片とみられる「習志野隕石2号」が船橋市内のアパートの屋根付近で、10月25日に「習志野隕石3号」が船橋市内のスーパーの駐車場で見つかったという。
米田さんは「最初に破片が見つかったマンションを調査している時に、私も小さい欠片を一つ拾った。30年ほど隕石の研究をしてきたが、隕石を実際に見つけたのはこの時が初めて」と当時のエピソードを語った。
同館・チーフ解説員の藤田康仁さんは「隕石の研究の成果について具体的な紹介があり、地上での隕石の研究が宇宙と結びついていることが分かった。日本に古い隕石がとても多くあるという事実も興味深かった」と感想を話した。
米田さんは「隕石を調べることで、太陽系がいつ生まれ、どのように進化してきたのかが分かってきた。太陽系の年齢は45億6700万年。数字が並んでいて覚えやすいのでぜひ覚えて、周りの人に覚えた知識を自慢してみてほしい」と会を締めくくった。









