銚子メロンの「旬」支える現場で生産者向け講習会開く

  2026/4/7
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 JAちばみどり営農センター銚子は4月6日、銚子メロン組合と共同で「タカミ・アムスメロン栽培現地講習会」を開き、果実の品質を左右する「着果期(ちゃっかき)」の管理方法や病害対策について学んだ。
 
 会場となったのは、銚子メロン組合員の常世田敏宏さんの農業用ハウス。公益財団法人園芸植物育種研究所の主任研究員・越智靖文さんが、実際のハウス内の様子を見ながら、今年の気温や湿度の傾向に応じた栽培管理のポイントを説明した。

 現在、銚子メロンは「着果期」と呼ばれる時期を迎えている。花が受粉・受精して実になり、少しずつ大きくなり始める大切な段階で、この時期の管理がメロンの甘さや大きさ、形などを左右するという。

 また、千葉県海匝農業事務所改良普及課銚子グループの普及技術者・篠崎元汰さんは、メロンに被害をもたらすウイルス病「CABYV(キャビー)」について説明した。
 
 近年は暖冬や春先の高温の影響で害虫の発生が早まり、その害虫を通じてウイルス病が広がるリスクが高まっているという。すでに茨城県では発生が確認されており、銚子を含む海匝地域でも注意が必要だという。

 CABYVに感染すると、古い葉を中心に黄色く変色し、光合成がうまく行えなくなることで、メロンの糖度低下など品質への影響が出る可能性がある。そのため、講習会では従来より早いタイミングでの防除の重要性も共有された。

 講習会後には、JAちばみどり営農センター職員と越智さんが組合員の各農地を回り、それぞれの生育状況に応じた管理方法について個別に助言した。
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 JAちばみどり営農センター銚子では、銚子メロン組合と共同で毎年4月頃に現地講習会を開いている。銚子メロン組合の飯島宏幸組合長は「銚子メロンをもっと多くの人に知ってもらい、農地管理をしっかり行い、おいしいメロンを多くの方に届けたい。そのために、組合としてブランド力を高める取り組みにも力を入れていきたい」と話した。

 銚子メロンは、長年にわたる生産者の栽培技術と努力によって産地としての評価を築いてきた。過去には日本農業大賞を受賞するなど、その品質は高く評価されており、こうした現場での積み重ねが、銚子メロンのブランドを今後も支えていきそうだ。(飯田)
銚子経済新聞編集部準備室
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