鎌ケ谷にカジノ風デイサービス「ラスベガス」開設 船橋の一部地域も送迎対象エリアに
鎌ケ谷にカジノ風デイサービス「ラスベガス」開設
船橋の一部地域も送迎対象エリアに
京成松戸線・鎌ヶ谷大仏駅から徒歩約15分の場所に10月12日、カジノをイメージした通所介護施設「デイサービス ラスベガス鎌ケ谷」(鎌ケ谷市東鎌ケ谷2-1-11、TEL047-401-3252)が開業するにあたり、8日には関係者向けの内覧会が開かれた。麻雀やパチンコなどのゲームを通じて利用者の外出意欲や機能訓練への参加を促す施設で、船橋市の一部地域も送迎対象に含まれる。
同施設は、パチンコ店などを運営する「マルハン」の従業員提案制度から生まれた子会社「リレーライフ」(東京都千代田区)が、全国に介護事業を展開する「日本シニアライフ」(東京都港区)とのライセンス契約に基づき運営する。
「ラスベガス」は約13年前に「日本シニアライフ」から誕生したデイサービスで、「楽しくなければ続かない」という理念を最大限に活用し、利用者が自ら楽しく機能訓練に取り組める仕組みを取り入れたカジノ風デイサービスとなる。
日本シニアライフ代表の森 薫さんは、米国・ラスベガスで多くの高齢者が娯楽を楽しむ姿を見たことが着想のきっかけだったと説明する。「体操をするためではなく、遊びに行く感覚で来てもらう」「仕方なく行くのではなく、どうしても行きたい場所にする」という考えから、麻雀やパチンコ、パチスロ、カラオケなど、利用者自身が活動を選べる仕組みを取り入れた。
「従来の介護施設とは異なる雰囲気づくり」を意識し、スタッフの服装もカジノ店の店員を思わせる服装にしたり、送迎車も白のワゴン車などではなく、黒色の送迎車にするなどの工夫も取り入れる。
これまでに、直営、フランチャイズ(FC)加盟店を含め22店舗あり、関東圏だけでなく、愛知県、岐阜県、宮崎県にも展開する。鎌ケ谷の同施設をFC加盟店として運営する「リレーライフ」の代表・汲田博志さんは自身の親の介護経験からシニア世代のサポートの必要性を感じた経験もあるなか、汲田さんが25年以上勤務する「マルハン」が、社会に提供できる新たな価値を模索するなかで「ラスベガス」に出合い、「日本シニアライフ」の森さんに交渉し、FC店としてまずは八千代(八千代市緑が丘西2-13-3 ism緑が丘内)でマルハン八千代緑が丘店と同じ建物内に店舗を構えたのが2023年4月、汲田さんによる「ラスベガス」1店舗目となる。
その後、2025年10月に習志野市(習志野市泉町3)に2店舗目を開所、そして3店舗目は鎌ケ谷となり、3年で3店舗を展開する流れとなった。同所は船橋市の金杉あたりから北部方面の一部地域を対象に船橋からの通所送迎にも対応する。
同施設の特徴の一つとも言えるのが、施設内で使用する独自通貨「ベガス」。朝と昼にロックバンド「ボン・ジョヴィ」の楽曲に合わせた約10分間の体操を行い、体操に参加すると、参加者はそれぞれ2万ベガスを受け取れる。獲得した通貨は施設内のゲームなどに利用でき、麻雀の参加費や獲得額の計算などを通じて、日常的に数字を扱う機会も設けている。
見学会に参加していた船橋市内の居宅介護支援事業者「ケアプランHana船橋」(金杉7)の介護支援専門員・佐藤さんは「送迎車が黒かったり、中の雰囲気など、森さんが説明されていた『従来の介護施設とは違う』という点がたくさんあり、おもしろいと思った。サービスを必要とされる方の中にはこういう場所に興味を持たれる方がきっといると思う」と話した。
「私たちは『笑顔でヨロコビを感じていただくことが最高のリハビリテーションである』という思いのもと、わくわく感と活気あふれる空間づくりに取り組んでいる」とも汲田さんは続け、「施設内のパチンコには、大当たり確率が比較的高い『甘デジ』と呼ばれる台を採用している。『マルハン』で使っていて、台の規定の関係でパチンコ店には置けないが一定数あり、そういう台をこちらで活用している。『海物語』が人気」と話す。
森さんは「自分から『ラスベガスに行きたい』と思ってもらえる場所でないと。ここでは、気づかないうちにちょっとしたフィットネス施設よりも多く体操します。各所にゲーミングの要素をたくさん取り入れている。船橋での展開も考えているが、物件を探しているがなかなか見つかっていない状況」と現状を話す。
営業時間は9時~18時。土曜・日曜休業、祝日は営業する。
関連サイト:
https://las-vegas.jp/










