銚子の観光広報の在り方を議論 銚子元気塾が年間イベントカレンダー制作へ

  2026/2/25
シェア ポスト 送る

 銚子市内で開催される観光イベント情報を一元化しようと、銚子元気塾(代表・桶谷範幸)主催の「銚子観光イベント情報共有会議」が銚子市勤労コミュニティセンター(銚子市若宮町1-1)で開かれた。

 当日は30を超える団体、企業、行政関係者らが参加し、年間イベントカレンダーの制作構想を巡って意見を交わした。
18202602240305490.jpg
挨拶する銚子元気塾主宰 桶谷範幸さん
 桶谷代表は冒頭、「銚子の観光は産業であり、交流人口増加の資産」と強調。市内では年間を通じて多数のイベントが開催されている一方で、「多いが、バラバラな状態で力を十分に発揮できていない」と課題を指摘した。
 
 同会議は2019年、2020年に開催された後、新型コロナウイルスの影響で中断。今回は6年ぶり3回目の開催となる。桶谷代表によると、年間カレンダー構想は約10年前から温めてきたという。
 今回示されたのは、市内イベント情報をまとめた「紙媒体」の年間カレンダー制作案。観光客に分かりやすく情報を届けるとともに、新たにイベントを立ち上げる主催者の広報支援にもつなげたい考えだ。「まずは形にすることで課題も見えてくる」とし、制作に踏み出す姿勢を示した。
 
 一方で、紙媒体での制作については参加者の間で慎重な意見も出た。デジタル活用の可能性や運用体制などを巡り、温度差も見られた。
 
 行政関係者からは情報共有の重要性に理解を示す声が上がったものの、制作や運営への具体的な関与については明確な言及はなかった。
 それでも桶谷代表は「まずはやってみる」と強調。行政主導を待つのではなく、民間主導で年間カレンダーを形にしていく考えを示した。
 
 市内ではイベント数が増加する一方、日程や広報が分散し、回遊性や滞在時間の最大化につながっていないとの指摘もある。年間カレンダー構想は、銚子の観光広報を「待ち」から「自走」へ転換できるかどうかの試金石となりそうだ。(飯田)
銚子経済新聞編集部準備室
銚子経済新聞編集部準備室
銚子経済新聞を準備するための編集部が取材してきた銚子市を中心としたローカルニュースを配信していきます。
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る